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【2-3】国保連レポート

令和7年度 金沢地区地方税財務協議会徴収実務研修会
(国保保険料(税)収納率向上対策研修会)

講演風景
講演風景
   去る令和7年8月29日(金)、金沢地区地方税財務協議会が主催し、石川県健康福祉部医療支援課と石川県国民健康保険団体連合会が共催となり、県および県内市町税務職員・保険料担当者の徴収能力及び資質の向上を図ることを目的とした「令和7年度金沢地区地方税財務協議会徴収実務研修会(国保保険料(税)収納率向上対策研修会)」を石川県地場産業振興センターで開催し、石川県及び市町の税務、保険料(税)の担当者43名が出席した。

   研修会の開催にあたり金沢地区税財務協議会の坂本会長(金沢県税事務所所長)からの挨拶に引き続き、神奈川県横浜市保健福祉局保険年金課滞納整理指導員の川井 幸生 氏を講師にお招きし、2部構成の講演が行われた。第1部では「横浜市における税と国民健康保険料の徴収改革」と題し、「横浜市における滞納整理方針や滞納整理のための人材育成」について講義があった。第2部は「NISA・FXなど金融商品の徴収実務」として、個人金融資産の現状や事例を交えた調査・各種手続きについて講演が行われた。

   参加した担当者は熱心に耳を傾け、講演後は活発な質疑応答が行われた。


令和7年度 石川県国民健康保険診療施設開設者・管理者セミナー

講演風景
講演風景
   令和7年9月11日(木)、石川県地場産業振興センターにおいて、国保診療施設の開設者(市町長)と施設長が相互理解を図り、地域医療の在り方や国保診療施設の機能充実強化と健全な運営に資することを目的とした「令和7年度石川県国民健康保険診療施設開設者・管理者セミナー」が、国保診療施設関係者22名出席のもと開催された。
   開会にあたり、開設者委員会の𠮷田会長(能登町長)は、「国保診療施設は、地域医療や地域包括医療ケアの中核施設として、住民が健康に安心して生活し続けるために不可欠な存在であり、特に人口減少、高齢化が進む地域では、その役割はますます重要になっている。今後も地域医療を守り地域包括医療ケアを実現していくために開設者としても協力していきたい。」と挨拶を述べた。

   引き続き、おおい町国保名田庄診療所所長の中村先生より「地域医療30年で学んだ人生100年時代の健幸学」と題した講演が行われた。

   講演では、長年へき地の医療に携わった経験を踏まえた健康と幸福に対する考え方、そして、地域医療を支える総合診療医としての患者及び地域住民との向き合い方や、地域住民の終末期に寄り添うことで体験した「人生100年時代に向けてより多く幸せを感じることができるためには何が必要か」を、参加者とのディスカッションを交えながら進められた

   最後に、石川県国民健康保険診療施設協議会の渕﨑会長から「住民の健康保持、増進を図り、地域医療を守るという我々国保診療施設の役割が果たせるよう、開設者及び管理者の皆さんとともに邁進していきたい。」との閉会挨拶で、本セミナーを締めくくった。
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