令和7年度石川県国民健康保険運営協議会会長連絡協議会
開会にあたり、本協議会の高柳 晃一 会長(金沢市国保運営協議会会長)の挨拶では、「国民健康保険は、国民皆保険を支え、地域住民の医療の確保と健康保持増進に貢献する大切な制度である。」とした上で、「団塊世代の後期高齢者医療制度への移行や被用者保険の適用拡大などによる被保険者数の減少に伴う保険料減少が見込まれている。さらに、医療技術や医薬品の進歩に伴う医療費の増加もあり、国保の財政運営は困難な状況が続くことが想定されている。国保制度の維持・発展に向けての課題は山積しているが、皆様と、国民健康保険の課題と役割を共有し国保事業に努めてまいりたい。」と述べた。 開会挨拶後、任期満了に伴う役員改選があり、本協議会委員の互選の結果、会長に高柳 晃一 会長(金沢市国保運営協議会会長)、副会長に長髙 郁夫 副会長(能美市国保運営協議会会長)が再任され、新たに野島 直巳 副会長(能登町国保運営協議会会長)の就任が決定した。
講演では、国民健康保険の現況として、人口減少による市町村国保における業務の課題と対応や保険料水準の統一加速化に向けた支援策のほか、マイナ保険証の利用状況、医療と介護の複合ニーズの高まりが予想されることなどに対する説明があり、参加者は熱心に耳を傾けていた。 |