市町介護給付適正化担当者説明会
令和6年6月27日(木)に石川県地場産業振興センター本館3階第5研修室において、保険者の介護給付適正化事務担当者を対象にWEB形式と参集形式の併用にて、16市町から19名の参加者が出席して市町介護給付適正化担当者説明会が開催された。当日は、石川県長寿社会課の担当者より、今年度から2026年度までの取組みとして定められた「石川県介護給付適正化取組方針2024」について説明があった。
本会介護保険課からは、介護給付適正化事業において国保連合会が実施する保険者支援についての概要や介護給付適正化システム等の操作及び保険者が実施するケアプラン点検に資するために改善が行われた帳票を含む、介護給付適正化システムから抽出される帳票について説明を行った。
また、説明終了後に参集で出席した市町の担当者に、各市町の介護給付適正化に関する取組みについて、市町での適正化業務に反映できるようグループワークによる情報交換が行われ、グループワークの内容については後日各市町に情報提供を行った。
今後も国保連合会は、石川県が策定した介護給付適正化取組方針に基づき、介護給付適正化事業における保険者支援の充実強化を図り、支援に努めることとしている。
令和6年度国保保険料(税)収納率向上対策研修会
開会にあたり主催者挨拶で石川県健康福祉部医療対策課の関 渉 課長から「国保の保険料収入は国保財政を支える最も重要な要素であるが、国保は低所得者が多いといった構造的な問題を抱えていることから、一朝一夕に収納率を向上させることは難しい。本年においては地震の影響もあり、大変厳しい収納環境が続いていることは承知しているが、引き続き、国保財政の安定化にご尽力賜りますようお願い申し上げる。」と述べた。
続いて、厚生労働省国保保険料(税)収納率向上アドバイザーである各務原市市民生活部税務課の磯谷 伊久雄 氏を講師に招き、「国民健康保険料(税)収納率の向上対策について」と題した講演が行われた。 講演では、各務原市と近隣市における収納率向上対策事例の紹介や徴収業務に必要な心構え等について講師の体験談を交えた説明があり、参加者の多くが収納事務経験年数の浅い担当者であったが、収納率向上に向けた知識や意欲がより深まる内容であった。 講演後には、前年度に国保保険料(税)収納率向上アドバイザー派遣事業を受けた能美市から「令和5年度収納率向上アドバイザー派遣事業を終えて」と題した事例発表が行われ、徴収困難事例に対するアドバイザーからの助言内容や、本事業を受けて得られた成果等を参加者に報告し、横展開を図り、研修会は閉会した。 |