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【2-1】国保連レポート

令和2年度国保保険料(税)収納率向上対策研修会

主催者挨拶 石川県健康福祉部医療対策課<br>高橋課長 主催者挨拶
石川県健康福祉部医療対策課
高橋課長
   11月24日(火)、国保保険料(税)の効果的な収納率向上対策事業を展開し、国保財政の安定的運営に寄与することを目的とする令和2年度国保保険料(税)収納率向上対策研修会が、石川県地場産業振興センターで市町国保担当者ら33名の出席により開催された。

   開会にあたり、主催者挨拶で石川県健康福祉部医療対策課 高橋健司課長は「国保料(税)収納率は国保財政を支える歳入を担保する大変重要な要素であり、現在、保険者別の収納率を見ると、全市町において向上してきている。収納率の向上には様々な要因があるが、各市町がそれぞれの工夫をこらした収納率向上対策を講じ、地道な努力を積み重ねてきた結果の現れだと思う。今年度は新型コロナウイルス感染症の影響があり、収納率も収納額も厳しいものと心配されているが、引き続き、国保財政の安定化のためにお力添えをいただきますようお願いしたい。」と述べた。

講師 磯谷 伊久雄 講師
磯谷 伊久雄氏
   続けて、厚生労働省 国保保険料(税)収納率向上アドバイザーである岐阜県各務原市市民生活部医療保険課収納担当官兼税務課収納担当官の磯谷 伊久雄 氏を講師に招き、「国民健康保険料(税)収納率の向上対策について」と題した講演が行われた。

   講演では、講師が各務原市で収納率向上に向けて取り組んできた事例や、近隣市の先進事例と収納率や差押等の推移を経年で見ることができるグラフが添えられた資料により成果が読み取れる解り易い内容の説明があった。また、講師が自身の徴収業務を振り返り、徴収業務に携わる職員が安心して働くために上司の強いリーダーシップを盾にし、職員一人ひとりが滞納は絶対に許さないという意識を持つことが収納率向上対策の決め手になると参加者へ熱く伝えた。最後に、戦国武将の武田信玄が残した言葉「一生懸命だと知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。いい加減だと言い訳が出る。」を紹介し講演は終了した。

   講演後、前年度の保険料(税)収納率向上アドバイザー派遣事業を受けた白山市と小松市の担当者が「令和元年度収納率向上アドバイザー派遣事業を終えて」と題した事例発表を行い、本事業を希望された目的や捜索実施事例の紹介、本事業を受けて得られた成果等を参加者に報告し、講師から講評を受けて閉会となった。

講演風景
講演風景
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