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【1-1】石川県国保連合会

石川県国保連合会 令和2年第1回通常総会 - 令和2年度の事業計画・予算を可決承認 -

   去る2月25日(火)、石川県国保連合会の令和2年第1回通常総会がKKRホテル金沢において開催された。
   開会にあたり、石川県国保連合会の油野和一郎理事長よりあいさつがあり、国保事業の運営について高齢者や保険料(税)の負担能力の弱い方の加入割合が高く大変厳しい状況にあることに触れ、「本連合会は保険者によって共同目的達成のために作られた組織であり、その責務を十分に認識し、保険者にとって有効・有益な情報基盤の拠点となることが肝心」との考えを示し、保険者ニーズに適確に対応する事業展開を行い正確で付加価値の高いサービス提供に努め、今後も保険者に信頼と安心を提供することを目指すとした。また、保健事業など地域に密着した業務にも取り組んでいることから、「住民が住み慣れた地域で健やかに暮らせるよう、保健事業などのデータを活用した健康づくりや予防活動の取組を積極的に支援し、社会的責任を果たして参りたい」と述べた。
   通常総会に先立って令和2年国民健康保険事業功労者表彰が行われ、石川県知事表彰に10名並びに国保連合会理事長表彰に市町国民健康保険運営協議会委員及び国民健康保険組合役員から12名、市町国民健康保険関係職員から9名、国民健康保険診療施設職員から53名の計84名が表彰を受けた。
   表彰に際して、谷本正憲石川県知事並びに徳野光春県議会副議長より、それぞれお祝いの言葉が述べられた。
   谷本知事は、将来にわたり国民皆保険を堅持できるよう平成30年4月に国民健康保険制度の大改革が行われ、県も保険者として制度の運営を担うこととなったことについて触れ、「この4月をもって制度改革3年目を迎えるが、今現在に至るまで大きな混乱もなく、順調に新制度を運営することができている」と述べた。また徳野県議会副議長からは、「県議会としても、今後とも県民が住み慣れた地域で安心して暮らしていくことができるよう健康の維持増進や良質かつ適切な医療の効率的な提供に向け、引き続き全力を挙げて取り組む」と述べた。
   その後、議事に入り、議長に油野理事長を選出、議事録の署名には山野之義金沢市長と井出敏朗能美市長を指名し議案審議に入った。
   令和2年度の事業計画では、平成30年4月に都道府県が国保財政の責任主体となり市町村とともに国保運営を担い安定的な財政運営や効率的な事業運営を推進するため国保制度改革が実施され、国保制度を持続可能なものとするための制度運営が進められている中、引き続き県や市町が実施する各種事業を積極的に支援するとともに、保険者業務の負担軽減が図られるよう努めるとした。予算等についても連合会事務局より説明が行われ全議案原案通り満場一致で可決承認された。
   閉会のあいさつでは、石川県国保連合会の山野之義副理事長から、「新しい国保制度が大きな混乱もなく運用されていることは、国保関係者の皆様のお力添えに他なりません」と述べ、保険者の負託に応えられるよう業務の適正な執行に努力していくとし令和2年第1回通常総会は閉会した。

   なお、可決承認された石川県国保連合会令和2年度事業計画は次のとおり。

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