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【2-1】国保連レポート

令和5年度石川県在宅保健活動者連絡協議会総会及び研修会

   令和5年6月27日(火)、石川県女性センターにて石川県在宅保健活動者連絡協議会総会及び研修会が会員50名中12名の出席のもと開催されました。事務局の国保連合会小嶋事務局長から、会員の皆様へ設立以来、長きにわたる活動の中、特定健診未受診者対策では会員による電話勧奨が受診のきっかけになり受診率の向上につながったことへの感謝や、高齢者いきいき推進事業でのきめ細やかな活動により、地域の健康づくりの一役を担っていることへの期待と今後のさらなる活躍への励ましの言葉をいただき開会しました。総会では令和4年度の事業状況と収支内訳、令和5年度の事業計画と収支内訳の協議を行いました。また新しく会員になられた方への歓迎の思いと、久しぶりに会えた会員の近況報告も込め全員で自己紹介をし、和やかに総会を締めくくりました。
   研修会では、令和4年度高齢者いきいき推進事業を実施した6グループの活動報告がありました。地域にある団体の理解を得ることは難しいが支援していく姿勢が大事なこと、段取りが難しい中、回を重ねるごとに意見が出るようになり嬉しかったことや、教室に参加してもらうため努力していることなどを共有しました。また教室を実施することで参加者の生活が見えたり、参加者が楽しんでくださっていることを喜びながらも、高齢化が進み参加できなくなっている住民への気配りや訪問の必要性を伝える場面もありました。午後からは、金沢音楽療法研究会 会長 佐藤 順子先生に実技を交えながらご講義いただきました。佐藤先生は日本音楽療法学会認定音楽療法士で、石川県立総合看護専門学校や金沢福祉専門学校で非常勤講師を務められています。障がい者や高齢者福祉施設などで音楽療法を実践されており、懐かしい音楽が、安全で安心感がある居心地の良い空間をつくり、リラックスすることで自分の殻を開いてくれることや、手指運動や歌体操をすることで、認知症の予防や症状の改善につながること、参加者が楽しく活動できることで継続が可能になり、満足感や成功感、達成感により人が人らしく生きていけることなど、音楽の有効性を実技を交えながら、会員がいきいき教室等の現場で、どう実践していけるか留意点も含めお話してくださいました。佐藤先生と一緒に私たちも童謡を歌いながら、手や足を使った体操をしたり、楽器や布などを使い、普段ではできない音楽の楽しみ方を体験し、会場全員が温かく一体感がある研修会となりました。今回の講演をきっかけにそれぞれの活動に音楽療法を取り入れたいという声を多く聞くことができ、少ない時間にもかかわらず、充実した内容で講演してくださった佐藤先生には会員一同、感謝の思いでいっぱいでした。


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