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【1-2】国保連レポート

国保診療施設長・事務長合同会議

    4月20日(金)、KKRホテル金沢において、国保診療施設長・事務長合同会議が開催され、国保診療施設長、事務長など38名出席のもと開催された。

    協議事項では、松下会長を座長に、平成30年度石川県国保診療施設協議会事業の実施について、次のとおり決定した。

1.協議

1 )第50回北陸三県国保地域医療学会の開催について

(1)開催日       平成30年9月2日
(2)開催場所    福井県生活学習館ユー・アイふくい多目的ホール
(3)発表者等について

(1)研究発表座長 公立つるぎ病院
(2)シンポジスト 公立羽咋病院
(3)研究発表者 河北中央病院
能美市立病院
公立能登総合病院

2)国保直営病院職員体育大会について

第22回(平成29年度)歳入歳出決算報告 市立輪島病院
第23回(平成30年度)大会事務局 公立羽咋病院
第24回(平成31年度)大会事務局 珠洲市総合病院

2.講演

   協議事項終了後、吉野谷診療所所長 橋本宏樹 『理想のかかりつけ医を目指して』と題した講演が行われた。

   橋本先生が診療を行っている白山ろくは、急激に高齢化と過疎化が進み、医療機関も限られたへき地である。白山ろくでは、白山石川医療企業団(公立の2病院、3診療所)が病院から施設へ、施設から在宅へと切れ目のない支援体制を構築し、オール白山で挑む地域包括ケアシステムとして、住み慣れた地域で健やかに安心して暮らせる“まちづくり”を目指している。

   橋本先生は、吉野谷診療所へ赴任してから「国保診療施設とは」、「地域包括ケアとは」など勉強しながら、当時の国診協の先生と連携を取りながら地域医療に取り組んできたことから、今後、「専門職の確保や過疎化の進行、患者数の減少等、診療所の健全経営の維持が困難な状況も危惧されるが、在宅医療・介護、看取りに取り組むことは、ライフラインの確保と同等と考えて診療している」と述べられた。


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