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【1-1】国保連レポート

令和7年度 第4回保健指導研修会

   令和7年12月11日、保健指導研修会(第4回)が石川県庁で開催された。本研修会は、糖尿病等の生活習慣病の発症・重症化予防を効果的・効率的に実施するため、被保険者の状況に応じた保健指導技術を学ぶことを目的に開催している。

   参加対象は、市町や健診機関等で糖尿病等の生活習慣病の発症・重症化予防に関する保健指導に従事する者で、令和7年度は年5回の学習会を予定しており、第4回保健指導研修会は保健師、管理栄養士等の専門職を中心に64名が参集またはWeb形式(Zoom)で学習を行った。

   第1回から第3回の研修会では、保健師の茅山加奈江氏、門田しず子氏を講師にお迎えし、特定健診・特定保健指導の目的や原理原則をおさえ、実際の保健指導事例から保健指導には段階があることを学んだ。保健指導の段階は ①受け入れてもらう(1段階目) ②健診データの読み取りと狙いを絞る(2段階目) ③住民が自分の身体で起こっていることが分かり、問題意識をもつ(3段階目) ④解決意識をもち、原因となる食生活について住民自ら考え決めていく(4段階目) という4つの段階がある。

   第4回保健指導研修会では、石川県の課題である糖尿病の解決に向け、第4段階の具体的な食の保健指導を学ぶため、管理栄養士の橋詰美穂子氏に講師として来ていただいた。第1回から第3回の研修会での学びを土台として、実際の保健指導の事例の健診結果から体の中で起こっていることを代謝の視点から学び、食事とインスリンの関係や糖と脂質が体重になるメカニズム、早食いが肥満を招くことや間食をすることで高血糖状態が持続することについても学んだ。

   参加者からは、糖や脂質の摂りすぎにより体重が増えるとき、身体の中で唯一血糖値を下げるホルモンであるインスリンが使われることから、経年的に健診結果を読み取るときに体重が増えていることは、インスリンが多く使われているという気づきや、早食いが肥満を招くことまで保健指導の中で伝えることができていなかったなどの気づきが情報交換され、学びの深まる貴重な時間となった。

   引き続き保健指導の実践に向けた支援していくこととしている。


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