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【1-1】石川県国保連合会

石川県国保連合会 令和5年第1回通常総会 - 令和5年度の事業計画・予算を可決承認 -

令和5年第1回通常総会
開会あいさつ
油野和一郎 国保連合会理事長
   去る、2月22日(水)、石川県国保連合会の令和5年第1回通常総会が金沢ニューグランドホテルにおいて開催された。

   開会にあたり、石川県国保連合会の油野和一郎理事長よりあいさつがあり「国民健康保険制度は、我が国の国民皆保険の基盤的役割を果たしてきたところであるが、医療技術の高度化や超高額医薬品の保険適用に伴う医療費の増加に加え、高齢者や低所得者の増加など国保制度を取り巻く環境は厳しさを増してきている。」と国保事業が抱える課題を挙げ「当連合会は、保険者によって共同目的達成のために作られた組織であり、その責務を十分に認識し、保険者ニーズに的確に対応する事業展開を行い、経費節減と事務効率化に努め、今後も保険者に信頼と安心を提供する国保連合会を目指したい。」と述べた。

   通常総会に先立ち、令和5年国民健康保険事業功労者表彰が行われ、石川県知事表彰に12名、国保連合会理事長表彰に市町国民健康保険運営協議会委員から10名、市町国民健康保険関係職員から15名、国民健康保険診療施設職員から53名の計90名が表彰を受けた。

令和5年第1回通常総会
お祝いの言葉
馳浩 石川県知事
   表彰に際し、馳浩石川県知事、不破大仁県議会副議長より、それぞれお祝いの言葉が述べられた。

   馳知事は「県民の安心安全、健康増進のため、日頃より、厳しい国保事業を正確に運営していただいている皆様が本日の表彰を迎えられたことに、感謝とお祝いを申し上げます。」と述べた。また、コロナ禍の最前線で尽力された出席者に敬意を表わすとともに、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが今年5月8日より2類から5類に引き下げる政府方針を受け「現場の混乱なくスムーズに移行ができるよう行政の責任はもちろんでありますが、今後も県民の命を守るために、皆様のお力添えをいただきたい。」と述べた。引き続き、不破県議会副議長は石田忠夫県議会議長のあいさつを代読し、祝福と感謝の意を表し「県議会においても、今後も、県民の健康の保持増進や、良質かつ適切な医療の提供にむけ、新型コロナ対策と合わせて、引き続き全力で取り組んでいきたい。」と述べた。

   その後、議事に入り、議長に油野理事長を選出、議事録の署名には粟貴章野々市市長、近藤邦夫医師国民健康保険組合理事長を指名し議案審議に入った。

   令和5年度の事業計画では、基本方針を柱に重点事項を定め、診療報酬等に係る適正な審査及び円滑な支払業務のほか、健康づくりや重症化予防の取組、国保データベースのデータを積極的に活用した保険者における効果的・効率的な保健事業・医療費適正化の支援等、県や市町が実施する各種事業について積極的に支援を行うとした。予算等についても連合会事務局より説明が行われ全議案原案通り満場一致で可決承認された。

   閉会のあいさつでは、石川県国保連合会の村山卓副理事長から、「国民健康保険を取り巻く環境は厳しさを増している状況にあるが、皆様のお力添えがあり安定的な運営がなされている。国保連合会としても、本日ご決議いただいた事業の円滑な運営はもちろん、保険者の負託に応えられるよう業務の適正な執行に努めたい。」と述べ、令和5年第1回通常総会は閉会した。

   なお、可決承認された石川県国保連合会令和5年度事業計画は次のとおり。

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