前のページへ

【1-2】国保連レポート

令和4年度国保保険料(税)収納率向上対策研修会

令和4年度国保保険料(税)収納率向上対策研修会
主催者挨拶
石川県健康福祉部医療対策課
高橋 課長
   12月8日(木)、国保保険料(税)の効果的な収納率向上対策事業を展開し、国保財政の安定的運営に寄与することを目的とする令和4年度国保保険料(税)収納率向上対策研修会が、石川県地場産業振興センターで県内市町国保担当者ら33名の出席により開催された。

   開会にあたっての主催者挨拶で石川県健康福祉部医療対策課の高橋健司課長からは「国民健康保険の保険料収入は、言うまでもなく国保財政を支える最も重要な要素であります。県内市町別の収納率をみると、その年ごとに程度の差はありながらも、全市町において向上してきているが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、厳しい収納環境が続いているのが現状です。収納率の向上には様々な要因がありますが、近年ではスマートフォン決済など皆様がそれぞれに工夫をこらした対策を講じ、納付しやすい環境整備を進めていることや、地道に徴収の努力を積み重ねてきた結果が現れているのではないかと考えています。引き続き国保財政の安定化にお力添えを賜りますようお願い申し上げます。」と述べた。

講演風景
講演風景
   続けて、厚生労働省国保保険料(税)収納率向上アドバイザーである各務原市市民生活部医療保険課専門事務職員の磯谷 伊久雄 氏を講師に招き、「国民健康保険料(税)収納率の向上対策について」と題した講演が行われた。

   講演は、各務原市の収納率向上を目指し取り組んできた事例や、近隣市における先進事例について、経年で収納率や差押等の推移を見ることができるグラフが添えられた資料により、成果が読み取れるよう解り易く説明いただいた。また、講師が自身の徴収業務を振り返り、徴収業務に携わる職員が安心して働くために上司の強いリーダーシップが必要であり、職員一人ひとりが滞納は絶対に許さないという意識を持つことが収納率向上対策の決め手になると参加者へ熱く伝えた。最後に、戦国武将の武田信玄が残した言葉「一生懸命だと知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。いい加減だと言い訳が出る。」を紹介し、講演は終了した。

   講演に引き続き、前年度に保険料(税)収納率向上アドバイザー派遣事業を受けた七尾市から「令和3年度収納率向上アドバイザー派遣事業を終えて」と題した事例発表が行われ、本事業を受けて得られた成果等を参加者に報告し、講師から講評を受けて閉会となった。

< 1|2 >
次のページへ